マラソン公演

昨日TVでやっていた。走る番組ではない。大晦日から元旦にかけて、クラシックコンサートを一人の指揮者で10時間もやるというもの。その指揮者は岩城弘之。そう、違いの分かる男です。

しかし、あのCMに出ていた面影はなかった。もう70歳超えてるから無理はないだろうが、年よりも老けて見えた。

実は、岩城さんはこれまでに29回も手術したらしい。病気は「癌」

しかし、タクトを振る姿は威風堂々としていた。闘病生活が長く体力は弱ってるはずだが、力強かった。

曲はベートーベンが作曲した交響曲全て。1番から9番まで。音楽を力にしその力を奏者に与え、聴衆にも与えてるようだった。全ての曲を知ってる訳ではないが、3番「英雄」5番「運命」などベートーベンは力強い曲が多い。自らも難聴と戦いながら作曲したらしい。かと言って6番「田園」のように美しい心休まるような曲もある。昔見た映画「サイレントグリーン」で流れていたかな。

TVの映像では1曲終わるたびに岩城さんが楽屋に入り休憩する姿が流される。もちろん休憩してからだを休めてるのだろうが精神も集中しているようだった。客席には主治医が来ていた。そして、楽屋にも来て岩城さんのからだを診ると何の異常もない岩城さんに主治医は驚いていた。

何のためにここまでするのか本人でないと分からないところがあるが、自分のからだを信じて、まだまだやれる自分を確信し、プロの指揮者として、男の生き様を奏者、聴衆に見せ、人に勇気と力を与える岩城弘之を見た。

最後の曲、第九が始まり、あの有名な最終楽章「歓喜の歌」が始まる。もうホールは最高潮と達し、演奏終了後は大拍手!鳴り止まない大拍手! このシーンは感極まるものがあった。TV見ながら自分も拍手してしまった。

久しぶりにクラシック聴こかなぁ。

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